私がしたことはあってはならないこと、ただもう私は普通の精神ではいられなくなっていただけです。
それを外に求めてしまった私がいけないのはわかっています。
私の我慢が足りなかっただけなのかもしれません。
モラハラ夫との会話は、そういう事の繰り返しに私は考えることに疲れ果てていたのだと思います。
もう、普通が何なのかさえわからなくなってしまっていたのです。
つづき
↓
もう彼のことは忘れなければいけない…
彼に会えない苦しさと、どこで何を聞かれてるかわからない苦痛の中、私の口数は少なくなりました。
子供たちと話すときもコソコソ話すようになり、携帯は位置情報をOFFにし、 LINEはなるべくしないようにし、電話は家の外でするようにしていました。
リビングの監視カメラで監視され、私の携帯の中はどう操作しているのかわかりませんが、LINEなどの記録も見られ、どこに置かれているのかわからない盗聴器で会話を聞かれ、どこにいるか誰と会っているかなど、多少のズレはあるものの、モラハラ夫は把握しているようでした。
どこで見られているか聞かれているかわからないことの恐怖はとてつもないストレスでした。
モラハラ夫は突然リビングにきて、どうするんだ!お前はどうやって子供を養っていくんだ!と心配するように言ったり、養育費はいくら必要なんだ!俺が出てくからここに住めばいい…など言ったかと思えば、
養育費をお前にやってもお前は遊びに全部使いだろからお前には一切金はわたさねぇ!
通帳やら金に関わるもの全部よこせ!早くしろ!
突然大きな声で言い、毎回違うことを言ってくるようになりました。
それから、私の行動や周囲の友達などのことを言ってくるのです。
お前の連絡取り合ってる女も不倫してんのか?そいつ、この近くに住んでんのか?キャバ嬢みたいなヤツ。
よく会ってるヤツが2人いるよな?そいつらに色々話してるよなぁ。誰だそいつ。
少々違うが、半分当たっている…
見られている…
寒気がしました。
私はその時、仕事は決まりましたが、研修期間が長く、まだまだ給料がちゃんと貰える状態ではありませんでした。
それでは賃貸を借りることもできないため、身の回りの片付けをずっとしていました。
子供たちは、早く部屋を探そうと言い、スマホで色々探していました。
子供たちと一緒の食卓では毎日小声で話していました。
どこで聞かれているかわからないことを子供たちもわかっている様子で、小さな声で話しました。
異様な毎日でした。
モラハラ夫は、また突然リビングに降りてきました。
アパートを借りる金はあるのか?どの辺に引っ越すつもりなんだ?新しい仕事はどのくらい給料もらえそう?アパート代は俺が払ってやるよ!
と急に優しく心配するようなことを言ってきました。
私は一瞬考えました。
どこまで甘えていいのか、本当にそう思っているのか、本心なのか、疑いながら返事をせずに目をつぶり黙ってしまいました。
涙が頬を伝って流れていくのを感じました。
すると、大きな声で、
おい!聞いてんだよ!ハッキリ答えろよ!だいたいお前のせいでこうなったんだろ!俺は子供を心配して言っているんだ!お前のせいでこうなったんだからな!
言いたいことだけ言って、どうするか決めとけよ!と言いモラハラ夫は部屋を出て行きました。
涙が止まりませんでした。
私はモラハラ夫の大きな声で萎縮していました。
もういっぱいいっぱいで何も考えられない状態だったのかもしれません。
でも仕事はしないといけない…とにかく研修をちゃんと受け、試験に受からなければ入社はできない…今は仕事のために…とその時はそう思っていました。
新しい仕事の勉強に試験、どこで聞かれているかわからない恐怖に、突然あれこれ言われる恐怖で私の頭は家での恐怖で何も決められないでいました。
仕事の研修中、突然涙が出たり、耳鳴りに頭痛で食事もほとんど食べれずにいました。
体はギスギスしている感じになり、気づけばスカートがゆるゆるになっていました。
今思うと、普通の精神状態ではなかったのかもしれません。
ただゆういつ、新しい仕事の同期たちや上司がとても良い人たちで、私はとても救われていました。