仕事の研修中、突然涙が出たり、耳鳴りに頭痛で食事もほとんど食べれずにいました。
体はギスギスしている感じになり、気づけばスカートがゆるゆるになっていました。
今思うと、普通の精神状態ではなかったのかもしれません。
ただゆういつ、新しい仕事の同期たちや上司がとても良い人たちで、私はとても救われていました。
つづき
↓
新しい仕事の研修期間に試験があり、その試験に受からないと入社とならず、毎日ずっと勉強でした。
40歳を過ぎてからの勉強は久しぶりすぎてなかなか頭に入らず大変でした。
何度も上司との面談があり、毎度毎度私は涙を流していました。
グッと込み上げてくるのです。
それは、これから先の話をすることが多いからでした。
新しく仕事を始めるにあたり、今後の目標を毎度言わされるのですが、私は離婚し、子供たちと一緒に引っ越し、自分で家を買うことです!といつも言っていました。
まだ離婚もしていない私は、これからくる試練を覚悟し、ツラいであろうことを予想しながらグッと涙をこらえるのですが、ポロポロ涙が溢れてくるのです
まだ離婚もしていない状態で、恥ずかしながらの目標を私は言っていました。
でも、みんな首を縦に振り、おお!いいねー!と言ってくれました。
頑張れば必ずできるよ!という社交辞令な言葉をみんな言ってくれていましたが、私は自分で必ずできると信じていました。
根拠など何もありませんでした。
根拠のない自信とはこういうことをいうのだと思いました。
この研修の場が、とても穏やかにいれる場所でした。
家ではない外の環境が一番ゆっくり穏やかにいれる場所でした。
家に帰れば、また監視される恐怖が待っている…帰りたくない…とそんな思いでいましたが、帰らなければ、私の持ち物かまたは車に盗聴器か携帯などのGPSがつけられているのではないかという恐怖も感じ、仕方なく真っ直ぐ帰るのでした。
早く解放されたい…
家に帰ると、モラハラ夫は、私と寝ている寝室に鍵をつけていました。
夜寝るときに私が入れないようにしているのです。
下の息子だけを呼び、自分の部屋へ連れていき鍵をしめて一緒に寝ているのです。
私は寝る場所がなくなりました。
空いている子供の二段ベッドに余った布団を雑にしきそこで寝るようにしました。
なんだか子供のいじめのように、いじめられている感覚になりました。
仲間外れのようなそんな感覚になりました。
モラハラ夫は気分でリビングへ降りてきて、どうするんだよ!いつ出ていくんだ!金が必要ならだしてやる、いくら必要なんだ!ハッキリ言えよ!
そう攻め立ててきました。
私は、まだいくら必要なのかわからない…部屋も決めてない…まだ試験も受かってないから…、とやっとの思いで声を出す感じでした。
モラハラ夫に攻め立てられると、喉がつまり声がでないのです。
モラハラ夫は、ああ?なに?と大きな声で聞こえないというように言ってきます。
今思うと、私はモラハラ夫が怖くて涙を堪えて声が出なくなっていました。
そして、言いたいことも言えなくなっていました。
モラハラ夫の足音が聞こえるだけで心臓がバクバクするようになっていました。
扉を閉める大きな音は、ビクッと肩をすくめるようにもなっていました。
もう、自分が普通ではなくなっていることに気づきました。
早く試験に受かり、無事研修を終わらせなくては…そして、お給料をもらえるようにならなければ…
私は毎晩勉強しました。
涙でにじむ文字を見ながら問題集を必死に読みました。